より効果的な営業代行会社の選び方
営業代行サービスを利用しようとしたとき、営業代行会社の営業支援サービス、料金体系も多岐に渡り、どの営業代行会社を選べばいいか分からなくなってしまうこともあるかもしれません。
本記事では、営業代行会社の選定の仕方について、自社にとってより効果的な営業代行会社の選択ができるように記事にまとめています。
- 自社の営業課題の中の代行してほしい業務を正確に把握することが大切
- 営業代行会社を利用する前に、代行会社にどの業務を行って欲しいか、自社の弱みを見極めることが必要です。また、業界に特化したサービスを行っている営業代行会社もあるので、
その分野が自社のサービスや商品に合っていることも重要です。現状の営業プロセスを見直し、改善すべき点と、改善後は売り上げにつながるかも見極める必要があります。
- 営業代行会社の実績を事前に調べ、情報収集する
- 営業代行会社の実績を知ることで、営業代行サービスを利用する際の効果について具体的にイメージしやすくなると思います。提案書を読んだり、必要であれば代行会社の営業担当者に直接実績を問い合わせたりして、実績を調べてみましょう。
また、競合他社の利用実績がある代行会社の場合、同じ分野に特化した営業支援に強みを持っている営業代行会社であるため、自社の案件を任せられる見込みが高いです。
- 営業過程について、納得出来るような情報開示をしているか
- 営業代行会社が、業務委託する内容をきちんと行っているか、営業プロセスを開示してくれるかを事前に確かめることはとても重要です。営業プロセスを知っておくことは、製品説明はきちんと行えているか、ブランドイメージは守れているかを確認することにもつながります。
日々の活動報告や、定期的なミーティングを開いてくれるかどうか確認しておきましょう。
- プロの営業人材が揃っているか
- 営業は人が行う行為であり、個人個人の営業能力が非常に重要になります。また、営業に特化したサービスを行っている以上、そのスタッフには、より高い営業能力が求められます。
営業代行会社がどれだけ多くの優秀なスタッフを抱えているかということも、営業代行会社を選ぶ際の重要な指標になってくるでしょう。
- 対応エリア内に入っているか
- せっかくいい代行会社を見つけても、自社のエリア内に入っていなければ利用することができないので、事前に担当可能なエリアを確認しておきましょう。
- 料金プランと金額は予算内に収まるか
- 自社の予算と営業代行会社の料金プランが余りにもかけ離れていると、経営を圧迫したり、逆に安すぎても、望んだ営業成果が出なかったり、行き詰る原因になりかねません。
事前に社内で予算について検討した上で代行会社の料金プランと比較し、予算に一番合った代行会社を選ぶようにしましょう。
- 自社の営業課題が明確でない場合でも、課題を見つけ、改善策を提案しているか
- 自社の営業課題が明確にならないといったこともあるかもしれません。しかし、そんな場合でも、第3者の立場として営業課題を分析し、的確な提案をすることが代行会社には求められます。
可能であれば複数の営業代行会社に相談し、自社にとって一番いい提案をしてくれた会社を選びましょう。
- 信頼に値する営業代行会社か見極める
- まずは、担当者の方と実際に話し、自社の製品・サービスを任せられるか、信頼に値するか見極めましょう。
成果を達成するためには、営業代行会社と強固な連帯関係を結ぶことも非常に重要です。
営業代行の費用の相場
報酬体系 |
費用相場の目安 |
固定報酬型 |
営業1人あたり:約50万円~100万円/月 営業1日あたり:約25,000~35,000円/日 |
成果報酬型 |
1アポイントメント:約15,000~25,000円 成約までの営業プロセスを一任した場合、売り上げの3~5割 |
複合型 |
営業1人あたり:約25万~45万円/月 成果報酬分は企業によってバラツキ有り |
※参考サイト
https://val-works.com/bowned/sales-agency-price/
費用相場は委託する業務内容によっても差が出ます。業務内容の難易度が高くなるほど報酬額も割高になります。
営業代行を依頼するメリット・デメリット
メリット
- 即戦力となる営業スキルの高い人材を確保できる
- 新規顧客開拓のスピードアップにつながる
- 自社で新しく人材を確保するよりも時間や費用がかからない
- 分業することで時間の節約にもなり、より効率的に業務を遂行できる
- 自社にない営業ノウハウを学ぶことが出来る
デメリット
- 代行会社の営業活動の細かい部分までは知ることが出来ない
- 情報が漏洩する可能性がある
- 専門的な知識が必要な自社の商品や材料の営業には向いていない
- デメリットへの対策
- 代行会社の営業活動の細部までは知ることが出来ない点に関しては、
契約前に必ず信頼に値する企業かどうか見極めることが大事です。契約後は、定期的にミーティングなどで
営業活動の内容を報告してもらうことも必要です。
情報が漏洩する可能性がある点に関しては、
秘密保持契約を結ぶと共に、情報が漏れないようセキュリティを強化する、などのアプローチが考えられます。
専門的な知識が必要な自社の商品や材料の営業には向いていないという点に関しては、営業代行担当者が事前に担当可能
な商材であるかを確認することが必要です。
※参考サイト
https://comperu.jp/library/salesagent/
https://salestech.studio/agency-services/p-how-to-choose-agency/#i-10
営業代行と営業派遣の違い
- 営業派遣とは
- 営業代行と似たようなサービスに、営業派遣があります。営業派遣とは、営業人材を派遣してくれるサービスで、営業の分野のマンパワーだけが足りない場合に最適です。
派遣される営業人材の期間やスキル、人数などを細かくオーダー可能であるため、特にマンパワーが必要になる新規市場参入の時期(繁忙期)があれば、その時期だけ営業人材を入れることも可能です。
- 営業代行と営業派遣の違い
- 営業代行と営業派遣の大きな違いは、営業代行は契約した業務を指揮から全て任せることができるのに対して、営業派遣は派遣要員に対する指示に関しては自社で行わないといけないという点です。
自社で指示を出したいのであれば営業派遣が妥当ですが、すべてを任せて効率的に成果を出したいのであれば営業代行を選ぶ必要があります。
また、営業派遣の場合、派遣期間が終わると契約が終了し、次の派遣先に行ってしまうことが前提となり、チームを形成する際に壁を感じることもありますが、営業代行の場合は、すでに出来上がったチームごとに
利用することができるため、機動力の長けた営業サービスを期待することが出来ます。
他にも異なる点として、営業代行は目標を共にするチームとして動くので能動的ですが、営業派遣の場合は指示待ちになることが多く、受動的であることも挙げられます。
余計なことはしない傾向にある場合も多いので、これは要望に合わせて、どちらを利用するか判断するべきでしょう。
※参考サイト
https://hajimari.ai/insidesales/advantages-and-disadvantages/